もう「国民保護情報(Jアラート)」を受け取れない“取り残され組”にならないために! 8つのチェックポイントで、国の緊急警報を確実に受信する方法
ほとんどの人のスマホには、一度はあの鋭く耳障りな大音量の国民保護情報(Jアラート)が届いたことがあるのではないでしょうか。
多くの場合、まず警報の音に驚かされ、地震そのものよりも警報で緊張してしまうこともあります。
特に夜中の静けさの中で突然鳴り響くと、眠りから叩き起こされた瞬間は本当に心臓が跳ね上がりますよね。
一方で、周囲の家族や友人から「自分は警報が届かなかった」と聞いたことはありませんか?
なぜ警報を受信できないことがあるのでしょうか?
そして、確実に警報を受信するために注意すべき点とは何でしょうか?
一、警報を受信できない可能性のある原因
1. スマートフォンの通信状態
(1) スマホが3G音声通話中、または3Gネットワーク使用中で受信に影響している場合
(政府は順次改善を進めており、今後1~2年で徐々に解消される見込みです)
(2) スマホが機内モードになっている、またはSIMカードを挿入していない場合
(3) スマホがネットワークに接続されておらず、基地局の信号も受信できない場合
2. スマートフォンの設定
(1) スマホの設定で「警報通知」「緊急速報」または「テスト用メッセージ」がオンになっていない場合
(警報には複数のレベルがあり、NCCの規定により国レベルの警報は手動でオフにできません)
(2) スマホの機種が古く、ファームウェアを更新しておらず、すべての災害防止速報を受信できない場合
(一般的に、2016年3月1日以降にNCC認証を取得した台湾で販売されているスマホは、基本的に「緊急速報」の受信機能を備えています)
(3) スマホをROOT化している場合
3. 現在地の状況
(1) 現在地が基地局の電波圏外である場合
(2) 現在地が警報の対象エリア外である場合
(例:地震の震度が基準に達していない)
(特殊なケースとして、自分と友人が基地局の境界にいる場合、友人は警報対象の基地局からの信号を受信できても、自分は非対象エリアの基地局に接続されていて受信できないことがあります)
以上の多くは、実際にはスマホの通信状態や設定に関係しています。
この後は、特に 「スマホの設定がオンになっていない」、「現在地が警報範囲外(基準未達)」 の2点について詳しく説明していきます。
二、スマホの設定がオフになっている場合、どうやってオンにする?
1. iOS(iPhone)の場合
「設定」→「通知」を開き、一番下までスクロールすると「政府からの通知」が表示されます。
その下に3つの選択肢があります:「警報通知」「緊急速報」「毎月のテスト通知」
警報を受信するためには、最初の2つ(「警報通知」「緊急速報」)をオンにしてください。
「毎月のテスト通知」については、必要に応じてオンにするかどうかを選べます。
2.Androidの場合
スマホの画面は機種によって少しずつ異なりますが、基本的な流れはほとんど同じです。
例として、ある機種での手順をご紹介します:「設定」 → 「アプリと通知」 → 「緊急速報」へ進みます。
「緊急速報」を開くと、次の3つの選択肢が表示されます:「警報通知」「緊急速報」「毎月のテスト通知」
警報を受信するためには、最初の2つ(「警報通知」「緊急速報」)をオンにしてください。
「毎月のテスト通知」については、必要に応じてオンにするかどうかを選べます。
三、現在地が警報の対象範囲外(警報基準未達の場合)
例えば地震を例にすると、現在の規定では次の 2つの条件 を満たした地域にのみ緊急地震速報が発信されます:
-
地震の規模がマグニチュード5.0以上であること
-
推定震度が4以上であること
(画像出典:中央気象局より引用)
例えば、2022年9月18日の地震を例にすると、台北市の一部の住民は次のように感じたかもしれません。
「中央気象局の報告では台北市の震度は4、地震の規模もM6.0なのに、なぜ自分には警報が届かなかったのか!?」
しかし実際には、この地震のより詳細な震度分布図を見ると、台北市で震度4に達したのはごく一部の地域だけで、大部分は震度3にとどまっており、警報は発信されなかったのです。
(画像出典:鄭明典氏Facebookより引用)
なるほど、国からの緊急速報を受け取るには、事前にこんな確認が必要だったのですね!
この記事を読んで「自分が取り残されていたのではなく、スマホの設定の問題だったんだ」と安心できた方もいるのではないでしょうか。
普段から警報を受信できている方も、一度通知設定を開いて確認してみることをおすすめします。
今後、もし友人が「警報が届かなかった」と言っていたら、この記事の手順に従って一緒に確認してあげましょう!
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阿餅(あべい) 私は「餅編集」と呼ばれ、心の中にはさまざまな相反する魂が同居しています。 生産性ツールの研究に熱中し、個人の効率を追求する一方で、チームワークにも中毒気味で、仲間と夢を追いかける高揚感をやめられません。 社会問題や国際政治にも関心を持ち、「災害を恐れるよりも、理解し、事前に備えるべきだ」と考えています。 真剣にコラム記事を執筆し、「書き続けることで、もっと多くの命を救えるはずだ」と信じています❤️ |